イスラム教徒の『ハラール』をビジネス的観点から考える

イスラム教は現在キリスト教についで世界第2位の勢力ということをしっていますか?

そして、イスラム今日を信仰する国々は出生率の高い途上国が多いため、長い目でみると世界最大の勢力となるのも時間の問題です。

そこで、それを踏まえて日本でできるハラール市場の展開を考えてみました。

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実はコロナ禍で急成長を遂げていたねらい目市場だった?

2020年はコロナにより、国内のハラール食品販売市場が大幅に伸びていたんです。

ハラール食品専門店だけでなく、業務スーパーのような独自に海外から商品を仕入れていてハラールマーク付のものが多かった業態は、在日ムスリムから支持され売り上げを伸ばしていたことをご存知だったでしょうか。

特にハラールスーパーのオンライン販売売上額の成長が著しく、住んでいる地域の近くに十分なハラール食材が置いていない環境にいる多くの在日ムスリムからの注文が急激に増えています。

今までであれば自国に帰省するたびに現地の食材を持って帰ってこれた在日ムスリムも、去年から今年は当面自由に行き来が出来ないため、ますます国内ハラール食品市場は増加の一途を辿ります。

また、地域にハラールスーパーが無くても定期的にネットでハラールショップから注文するライフサイクル需要が沢山生まれています。

日本ではニッチ市場でも世界ではマス市場

日本の、こと飲食店ではまだグローバルにメニューを考え、発信する会社は少なく、日本の中にいるムスリムに向けてハラールを提案できるところは少ないのが現状です。

しかし世界の人口で考えるとハラールのシェアと日本の人口を比較するまでもなく、

需要がどちらにあるのかがわかるはずです。

とはいっても、

現在日本に住んでいるとされる外国人ムスリムは推計18万3000人。日本人ムスリムと合わせて約23万人のムスリムが日本に住んでいる。それでも、すべてのムスリム人口を足しても日本の全人口の1%に満たないマイノリティであることは確かなのです。

コロナが完全に終息し、観光が盛り返す時には、2020オリンピックの影響もあり、日本には今まで以上に海外からの観光客が来ることが予想されます。その時に今まで通りの日本人相手の商売を続けるか、外に目を向けるかが今後のカギになってきます。

なぜ1%に目を向けるべきなのか

日本人には宗教感が薄く、また何らかの宗教に属していても、食事に関しての制限が少なく、何を食べても問題ないという方が多いのはのはお分かりのはずです。

だから、日本人消費者からすれば”特定の場所で食事をしなければならない”ということがないんです。

ですが、ムスリムの方は、ハラールフードしか食べないため、そうはいきません。

もうおわかりですよね。

ニッチな市場でも、販売店が少ないことで利益をあげることができるというわけです。

ハラールについてしっかりと理解し、ものづくりの得意な日本人のクオリティの高いジャパニーズハラールで世界から、注目される食作りを考えていきましょう。

こういったビジネスのヒントもカレーから得ることができるので、カレーは世界を救うと信じている私からすれば、飲食はまだまだブルーオーシャン。

やれることはたくさんありそうですね。

一緒にカレーをベースに”これから”を考えて行きませんか。

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